感情が…(ネタバレ注意の表記は、何も知らずに見て苦しんでほしいし誰かの感動を減らしたくないのでむしろ読まないでほしいしでもどこにも吐き出せるところがないのでここに載せときます意として使ってます)
※ネタバレとイラスト注意
「何も知らないから」他者を悪く言え、裁け、救いの言葉をかけてしまう…ということなのかなと。
殺人未遂というビラの情報だけで責められるセイギ、誰が見ても有罪だと言われる美鈴。
我々観客は何を思って行動したかどんな過去か分かってるので、全てを責めることはできない。でも何も知らない、世間からは殺人未遂という罪を犯した人物
セイギ
暴力ではなく知識で立ち向かう、それがちゃんと出来る人だと
ずっと表情が暗かったとは罪悪感を抱えながら生きてきたからなのかな、空をみて警察署へ行くときの表情が今までで一番穏やかだったのが印象的でした。罪と向き合うことで少し楽になれたのかな
あと美鈴にかける言葉がずっと優しかったのがよかった
美鈴
務所でセイギを想い青空をうかべ笑うところは不気味で悲しくもあり、光であり救い、彼女の本当の拠り所だったとわかり、無機質ですが人間らしい面でもありました
そしてただただちゃんと好きだったんだろうな。
発狂してとき、目線が上だったのは救い=青空をもとめてたのではないか
ここの迫力すごかった…
ぐちゃぐちゃな感情、一番な人が罪を背負ってしまう、誰も助けてくれなかったのに、唯一助けてくれた人が離れてしまう
いやもう…泣いた…
無罪が嬉しくて笑っているように見えてしまうけど、捕まってしまうセイギに心が壊れてしまったのではないかと
かおるの記事をばらまいたり盗聴という過激かと思われる行動は、「目には目を歯には歯を」父と同じ苦痛を味わわせ「許すために罪を償わせる」
+彼らを「知る」意味もあったのではないかと
父… 本当に優しくて正義感にあふれてて、やるせない泣く…
でも知らないから この優しい人を責め、大人のせいで壊されたみれいに「やり直せる」と言ってしまう…
かおる
他の誰とも違ったところは罪人の過去を、セイギの過去を知っているし知ろうとした、その上で裁きたかったのかな。
無辜ゲームで無機質無表情独特の価値観な面が目立ちます。でも年相応な表情もみせおちゃめな部分もあり、きっとセイギも日頃からそれを知ってたんだなと。
ラストの少年同士のようなやりとり、希望も感じられとても印象的で、ああこの映画を見れてよかったと。
父と同じように正義感にあふれてる彼は、
過去を知ったうえで「君はやり直せる」と
セイギに言いたかったのではないかな〜と
知識で立ち向かうため弁護士にまでなれたセイギなら、きっとできるだろうなと…そう思える終わりでした
かおる役北村匠海さんのインタビューはとても興味深い。かおるの解釈、二人への印象、そして階段を上っていくシーン「天国を想起した」というのが…もう…
それを眺めてた美鈴…
いい映画を見たあとは、その日がとても意味のあった一日になる…